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2007年1月29日 (月)

リコール隠しは誰のためか?




ザ・リコール


Book

ザ・リコール


著者:志摩 峻

販売元:ダイヤモンド社

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読み終わりました
偶然にも経済本の次は経済小説です(笑)

タイトルの通り、自動車の「リコール」が題材のストーリー
ただ、変わっているのは大手損害保険会社の企業損害賠償責任保険課長が主人公という点
しかも、リコール費用保険とPL(製造物責任)保険を担当しています
つまり、リコールと直接関係のある自動車会社ではなく、間接的に関わる損保会社の人間が主人公なんです

しかも、後にリコールとなる欠陥が原因で事故を起こした人の親友として登場します
なので、主人公なのに最初からは出てきません(笑)

独自に調べた過去のデータと社内の不穏な動きに違和感を感じた主人公が、「本当に問題は無いのか?」という疑問と、自身の直感を頼りに行動し疑惑に切り込んで行きます
しかも、その背後には日本最大の暴力団の陰が...


初版は去年の9月と、かなり新しい本なのですがモデルとなっている自動車メーカーは間違いなく三菱自動車
作中のメーカー名は"五稜"自動車と、あまりに直球です(笑)
折しもリコール車の再リコールを最近発表したばかり
なんとタイミングのいい(苦笑)

もちろんフィクションなので三菱のリコール隠しは発想の原点程度のモデルですが、リコールの難しさ・保険の複雑さなどを垣間見れるいい作品でした
あと多分な脚色があるんだろうけど、切っても切れない現代金融の暗部も...

後半からの主人公の転身ぶりと、幕切れの意外さには感心しました
かなり面白い良い本思います
経済小説好きには、結構ツボかと

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