書籍・雑誌

2007年3月 7日 (水)

海の底




海の底


Book

海の底


著者:有川 浩

販売元:メディアワークス

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読み終わりました

舞台は米軍横須賀基地が桜祭りで賑わう横須賀
そんな平穏な横須賀に、大型化したザリガニの様な巨大な甲殻類が大挙して襲来
米軍基地に停泊していた海上自衛隊の潜水艦「きりしお」の乗員が、桜祭り会場から逃げ遅れた子供達を救助するも退路を断たれ潜水艦に立て篭る事に

と、まるでゴジラか何かの様な所から話が始まります
「天国の本屋」シリーズの後に、こういう対極な本が来る所が図書館マジック(笑)
いつ見つけて予約したのかも、全く覚えてない(笑)

上のあらすじだと、突拍子も無いだけのSF物って感じですが、そうじゃありません
「警察+自衛隊vs甲殻類の特撮話」と「潜水艦内での子供・自衛官の人間ドラマ」の二本立てって感じです

特撮話はSF系として十分面白いし、ただのバカ話で終わらないリアルさがある

人間ドラマの方も良くて、ただのパニックでは終わらない複雑さがある

特に終盤からラストシーンは格別です
ともすれば、こういったパニック物にありがちな終わり方になってしまう所を、台詞と人物のキャラクターでひと味もふた味も違う最後に演出しています

有川さんの本は初めて読んだけど、人物やストーリー作りの上手い作家さんの様です
近頃人気らしい「図書館戦争」シリーズも有川さんなので納得(まだ読んでないけど)

特撮っぽい話や自衛隊が出てくるって所で、距離を置かれやすい本ですが、これはお勧めです!!

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2007年3月 2日 (金)

精一杯を込めた火




天国の本屋 恋火


Book

天国の本屋 恋火


著者:松久 淳,田中 渉

販売元:小学館

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読み終わりました
この前読んだ「天国の本屋」の続編です

今回天国の本屋に連れてこられたのは、ピアノを弾く意味を見失ったリストラピアニスト
ストーリー書くと、この手の本は力を失ってしまうのでこれ以上は書きません
ただ、「恋火」ってタイトルですがベタベタな恋愛ものではないです

読み終わってから知ったのですが、2004年に映画になってたらしいですね
全く知らなかった(^_^;)
この本が上手く映像化されてたら、きっと綺麗な映画になるんだろうな〜

前作より良い本に仕上がってました
映画も機会があったら、どこかで観てみたいと思います

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2007年2月26日 (月)

天国の本屋




天国の本屋


Book

天国の本屋


著者:松久淳+田中渉

販売元:かまくら春秋社

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読み終わりました

コンビニに冬だと言うのに派手なアロハにバミューダパンツ、おまけに麦わら帽を被り素足にサンダルという奇妙な風体のおじいさんが現われる

そんな見覚えの無い奇妙なじいさんに「噂どおりの冴えない奴だな」と声をかけられたバイトのさとしは、いつの間にか連れてこられた「天国の本屋」で短期バイトをする事に

そんな「天国の本屋」で起こる物語です


薄い本で行間も広いので、かなり読みやすかったです
サクッと読み切れて、内容もゆったり系なので色々忙しくて気持ちが疲れた時なんかに読むと、余裕が出来て良いかもしれませんね

いい本でした
一緒にシリーズの「恋火」って本も借りて来たので、次はこれを読もうと思います。

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2007年2月20日 (火)

警察庁から来た男




警察庁から来た男


Book

警察庁から来た男


著者:佐々木 譲

販売元:角川春樹事務所

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読み終わりました
以前読んだうたう警官の続編です

前作の一件で無くなったはずの県警内部の不正、しかし海外メディアに北海道での不審な事件が取り上げられ国政的な批判に発展
外務省からの圧力で警察庁が動き出し、警察庁から来た男:藤川監察官による抜き打ちの大監察が始まる

「表面化した事件の下地にはもっと多くの歪みがある」と睨んだ藤川は"うたう警官"津久井の協力を取り付け地道な調査を開始
偶然だと見過ごしてしまいそうな事件・不祥事の調べを積み重ねて行く先に表れるものとは...

今作もかなり面白い作品になっていました
前作に登場した人物たちが、今作にも登場して話に厚みを持たせてくれています
お勧めです!!
読む時は前作とセットでどうぞ!!

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2007年1月29日 (月)

リコール隠しは誰のためか?




ザ・リコール


Book

ザ・リコール


著者:志摩 峻

販売元:ダイヤモンド社

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読み終わりました
偶然にも経済本の次は経済小説です(笑)

タイトルの通り、自動車の「リコール」が題材のストーリー
ただ、変わっているのは大手損害保険会社の企業損害賠償責任保険課長が主人公という点
しかも、リコール費用保険とPL(製造物責任)保険を担当しています
つまり、リコールと直接関係のある自動車会社ではなく、間接的に関わる損保会社の人間が主人公なんです

しかも、後にリコールとなる欠陥が原因で事故を起こした人の親友として登場します
なので、主人公なのに最初からは出てきません(笑)

独自に調べた過去のデータと社内の不穏な動きに違和感を感じた主人公が、「本当に問題は無いのか?」という疑問と、自身の直感を頼りに行動し疑惑に切り込んで行きます
しかも、その背後には日本最大の暴力団の陰が...


初版は去年の9月と、かなり新しい本なのですがモデルとなっている自動車メーカーは間違いなく三菱自動車
作中のメーカー名は"五稜"自動車と、あまりに直球です(笑)
折しもリコール車の再リコールを最近発表したばかり
なんとタイミングのいい(苦笑)

もちろんフィクションなので三菱のリコール隠しは発想の原点程度のモデルですが、リコールの難しさ・保険の複雑さなどを垣間見れるいい作品でした
あと多分な脚色があるんだろうけど、切っても切れない現代金融の暗部も...

後半からの主人公の転身ぶりと、幕切れの意外さには感心しました
かなり面白い良い本思います
経済小説好きには、結構ツボかと

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2007年1月24日 (水)

内側から見えるもの




内側から見た富士通「成果主義」の崩壊


Book

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊


著者:城 繁幸

販売元:光文社

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読み終わりました
「絶対、最強の恋のうた」の次に、こんな系統の違う本読んでます(笑)
もともとは論文でも書こうかと、大学図書館で借りてあった本なのですが、なかなか読めず最近手を付けました

タイトル通り富士通の内部告発的な内容
著者は1993年の新人事制度導入直後から富士通人事部で実際に新制度の運営に関わっていた方です

なぜ、日本の高度成長を支えたリーディングカンパニーは負け組に転落したのか?

なぜ、愛社精神の強かった社員達は他社への転職・自社の誹謗中傷に走ったのか?

なぜ、富士通の「成果主義」は組織を崩壊させたのか?

なぜ、優秀な人材を抱える人事部はそれを止められなかったのか?

と言った事がかなり解りやすく、また内部事情を含めて詳細に書かれています

正直、かなり衝撃を受けました

日本を代表する企業の一つである富士通がこんな状態だったとは...
部活で覚えた組織として必要な事ってそんなに間違ってなかったんだな〜
就活前とか就活中に読んでたら、企業に対してまた違った見方ができて面白かったかも

論文のテーマにしようとしていた「成果主義の是非」については、この本だけでは判断できませんが、読み物として興味深いものでした
まるで高杉 良さんの経済小説の様な混沌っぷり
「事実は小説より奇なり」とは良く言ったものだ(笑)

2004年初版の本なので現状は解らないですが、目先の結果だけにとらわれない改革での復活を期待しています

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2007年1月18日 (木)

絶対、最強




絶対、最強の恋のうた


Book

絶対、最強の恋のうた


著者:中村 航

販売元:小学館

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読み終わりました
電車内で読むのがちょっと恥ずかしくなるタイトルですが、今年の紹介記事一冊目
以前紹介した「100回泣くこと」と同じ作中村航さんの作品です

作品のタッチ自体は「100回泣くこと」に近いふんわり系
だけど「100回」みたいな切ない感じは無く
まさに「絶対最強の恋のうた」をストーリーにした感じです
アバウトな表現ですいません(笑)
つまり...、基本的には幸せ一辺倒な話って事ですかね

話的に割と単調な感がありますが、その分個性的なキャラクターが出てくるので読んでて飽きる事はありません
スイスイ楽しく読める作品です

今回は買うほど「良い!!」って感じは無いですが、空気感的には好きな感じ
「暇だったら読んでみてください」ぐらいのお勧め度ですかね
中村さんの作品読むなら「100回泣くこと」が個人的にはお勧め

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2006年11月27日 (月)

女子大生会計士の事件簿




女子大生会計士の事件簿


Book

女子大生会計士の事件簿


著者:山田 真哉

販売元:英治出版

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今読んでる最中ですが、紹介しておきます
1巻〜4巻まで一気読み中

公認会計士でありながら、現役の大学生でもある藤原萌実さんが主人公のショート集です
いつも舞台は監査に行っている企業、事件簿と言っても殺人などが起きる訳ではなくて「不正経理」だったり「粉飾決算」といった会計士が主人公らしい事件が題材になっています

簿記とか会計の知識がない人向けに欄外に用語解説などが入っているので、誰でも楽しく会計の事を知れると思います
実際、自分も簿記・会計はさっぱり(笑)ですがストーリーやキャラクターが面白くてサクサク読めています

楽しくスストーリーを追う中で「へぇー」と言った感じで会計の話が出てくるので、読んでて自然と知識が付いて軽く勉強にもなる
そんな一挙両得な本です
薄い本なので持ち歩いても負担にならないのもまた嬉しいところ

なかなか面白いです

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2006年11月14日 (火)

夜のピクニック




夜のピクニック


Book

夜のピクニック


著者:恩田 陸

販売元:新潮社

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読み終わりました
昨日のうちに読んであったのですが、掲載が遅れてしまいました(^_^;)

当ブログご愛読の方ならタイトルでピンと来るとは思いますが、現在上映中の映画「夜のピクニック」の原作本です
「博士の愛した数式」に続き、第2回本屋大賞を受賞しています。

基本的な紹介は映画「夜のピクニック」の記事に譲るとして、本の感想だけ書いておこうと思います

青春の揺らぎというか、煌めきというか、若さの影みたいな物が本だとより描かれている感じがしました

主人公達の心理描写もよく書かれていて複雑かつ微妙な感じがとても出ています(笑)
ラストの頃の二人の関係性はかなり良い表現がされていて、なんだか良いです

そして「戸田忍」がまた良い!!友達になりたい位(笑)
映画のキャラがまるで本から出てきた様に思えました
本が先だったら映画観てる時「おぉそのまま!!」って思えたかも

映画もなかなかでしたが、本はもっとお勧めです
高校時代の心が蘇る事受け合いです

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2006年11月10日 (金)

QUICKどうでしょう

「耳なりツアーなり〜2006秋〜Vol.3」に書いた恵比寿LIQUID ROOMで買ってきた物を紹介します!!

Qj
「QUICK JAPAN Vol.52」
2004年1月発売の今となってはレアな号、なぜこんな古い雑誌を買ってきたかと言うと

水曜どうでしょう特集が組まれているから!!(≧∇≦)ノ彡

総力特集・永久保存版と銘打って怒濤の53ページという大型特集になっています
鈴井・大泉の出演者二人だけでなく、藤村・嬉野の両ディレクターにもインタビューをしているあたりに総力特集な感じが出てます
まぁディレクター二人も出演者みたいなもんですが(笑)

インタビューだけでなく永久保存版に相応しく「全企画紹介x解説対談」とか「水曜どうでしょう大辞典」なんてものまであって、どうバカ垂涎の一冊となっております

運良く見つけられて良かった!!(・∀・)

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